影はいつも私についてくる。
どこに行こうとしても足下にぴったりくっついて、離れない。
陽が当たれば当たるほど、影はくっきりと落ちる。
私が曇りにつつまれる曇天のような日は影は落ちないが、
私自身が翳りを引き受けているようにも思える。



試しに走ってみるなんて幼稚なことをしてみて、
影から逃げようとしてもまるでダメだ。
走り終わって足下を見れば、澄ました色をして、ぴったりと私と共にある。

心理学的に影はシャドウとして広く知れている。
その概念についてもこの現象となぞらえらるところが多々ある。
影を失うことは私の死を意味する。
影踏みという遊びについてもその内奥を知ると、なかなか意味の濃ゆい遊びとなる。
遊ぶだけなら知らない方がいいかも。

いつだって影がくっついてくるもんだから、
私と交流したがっているし、私に認めて欲しい、と言っているように感じる。
でも私はまだ認めない。
おそらくそうやって後回しにしていると、
出来事として拗ねに拗ねた影を引き受けるときがやってくるんだろうか。




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