ベンチ



今日も暑い。どうしてこんなに暑いんでしょうか。気温差で体が軋みます。
地球が悲鳴をあげているのかもしれない。自分が苦しみを受けてはじめて、そのことを実感し怖くなるなんて白状だな。
私は生きているというだけで、どれだけ感覚を鈍らせてしまっているんだろう。

現在、私は本の執筆と、研究所のランディングページの作成と、青の研究という、
四方八方の、てんでバラバラの、どの点でも私という枠からは出ることのできなーい、もどかしーい仕事を抱えています。もどかしーいし、むずかしーい。
みなさんは色のこと、言葉にしたいですか?
私はできることなら言葉にしたくない笑。
言葉にした瞬間に固定的になってしまって、生きていないものになってしまうようで、罪の意識すら感じています。
それでも色彩を学ぶためには、自然のことを捉えたいし、色彩の本質を伝えてゆくためには、私自身のためにも、言葉にしなければならん。
そんなこんなで休憩中に散歩して、ふいに撮影したくなったのは、「ベンチ」でした。
カンカンと照った日差しの中にベンチがあること。いつもは気にならないのに今日は気になった。
意味深でしょ?でも意味なんて私が感じなければ意味ない。
「座りたかったんちゃう?」って言われて、そうかもやわ、と答える。
「かんかん照りでかわいそうに思ったんちゃう?」と言われて、そうかもな、と答える。
でも、本当は、「ベンチが誰かを常に待っている」気がしたんです。この言葉が比較的自分の感じたことに近い。
意味なんか見つからないかもしれないけれど、見つけたくもない時もあるけれど、気になったことは大切にしようと思っています。
心は厄介だけど自分のものだから。



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10/14.Tue(10:30~12:00)「悩みと色彩/ 悩みやコンプレックスと色」[本科A7理論]

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