木を描く

昨日は色彩心理学療法士たちの研修があって、集った。
皆で透明水彩絵の具を使って木を描いた。





最近閉じがちの自分は、案の定描くことへの気持ちが前に転がらない。
画用紙上を色を混ぜながらぺたぺた触っていると、こんな色が出てきて、
「あー、土の色っぽいな。あの時のザリガニの池の色だ、」とか思った。
心は少なからず動く。
動きたいかどうかは知らないけれど、何かと関係すれば少しは動くのかもしれない。



描き始めてみれば、早速自分の癖のようなものに捕らわれて夢中になった。
もう捕らわれの身だ、と思いながら。
凝り固まっている自分のものと、性懲りも無くまた歩いてる。



衝動的なものに抵抗はしない。描けばいい。出ればいい。そっちの方が風がふく。

「やっぱり」とうんざりするような愚鈍な形が出てくる。
表現てみれば、「もったり。わさわさ。」
犬で言えば土佐犬?のような。土佐犬にめっちゃ失礼🙏



やめたくてやめられるなら、もうやめとるわ。とか思いながら、
それでも嫌いになれないこの感じ。



せっかくだから、決定的なまでに追い詰めて描いた。
やっぱり、自分が描いた木だと、わかる。
そして、自分を見るようで恐ろしい。
愛着がわいてしまっているのか、と考えている自分が、どうしようもない。