3/24「赤の心理学」感想文抜粋


桜、咲いていますね。神戸の桜は満開です。
さて、先日24日に開講した色彩環講座「赤の心理学」の授業の際の、受講生たちの感想文を一部抜粋して紹介させていただきます。

・素直な愛とたとえようのない美に、すなわち真紅に、近くために人は繰り返し過去と今を振り返る。これでよいのだろうか?と。よかったのだろうか?と。

・色彩環は螺旋状=人生も螺旋状ということを知り、一周回って再び赤の時期にきたとき、どういうことを考えたり思っていたりどんな状況にいるのだろうと思うと、ワクワクしました。

・今はもっと成長したいと思っている自分が見えてきました。

・忘れ、安定していた緑から、悩み、諦め、割り切り、さらに憎み、悔やみ、はりさけそうな自分を振り返って溜息をつく。これらのことは全て自分一人の独自のつくりごと、自分でしか解らない素晴らしい事実、物語、ありたい関係性はこれからの話。

・生きていくということは、何かを求めて歩んでいるのか。
人には与えられた道があり、その道を、自分の足で歩いてきたものが、自分の足を強くするように考えます。

・赤が私たちの血液として体の中を流れる色彩でなければ、私たちはこんなに何かに向かって維持したり更新したりできないような気がしていたけれど、その理由がわかった気がする。

・黄と青が混在している状態をじっと見ているだけで真紅と出会えるなんて。でも多くの人は気づかずに山へ行ったり、緑あふれる公園へと癒しを求めていく。私の中に真紅はきっとあるんだろうなと思うことができた。

・経験を経て得た真紅があるとしたら、その色は次の円環の下敷きとなっていく感覚があります。得た瞬間は澄明性の高いものだったかもしれないけれど、少しずつくすんで曇っていくようにも思います。けれどその真紅は、確かにずっと私の下敷きになって、私をこれからも支えてくれるものだと信じています。

・色彩環をなんどもなんども辿りながら、少しずつ澄明性の高い真紅に近づいていくようなイメージがでてきました。

・なかなかうまく言葉になりませんが、自分の中でそれぞれが厚みをもって織り成されていくようなイメージを持っています。

以上とさせていただきます。
感想文は、いつも読み応えがあり、皆さんが何を掴んだか、何が自分の中に息づいたか、が読みこめば読み込むほどわかる気がして、でもわからない気もして、大事にさせてもらっています。受講生の方々の生きてきたことの1つ1つが色彩になぞらえられてくるんだなと思います。
ありがとうございます。