活動報告

スタッフのKです。この度は企業との協働プロジェクトが佳境となり報告が遅れましたが、以下に2018年6月末~7月の研究・実践活動報告を致します。






各講座に関する講義状況・ワーク実践の状況はそれぞれの講座メニュー・ブログ等を参照していただきたく。ここでは主な開催講座に関してスタッフとしての感慨、感想等を照会させていただきたく。受講者方などの思い出の一端になればと考えます。

2018.6.23 A12 “赤の本質への接近”では、根本現象を支える黄と青の世界に、唯一動きを与える赤の役割に感動した。高昇という質の向上を促し、この世で生きなさいと変容をサポートしている。
ーワークは花を造る粘土に触れる。気持ちが変わることが連続する不思議さを感じている

2018.6.27 “色彩タイプ分析第6回最終回” 自らの色彩タイプ、キャラクタータイプを分析し、自身の独自性及び社会性(呼び求める色彩)を理解した上で、全体の調和をとるスタイル形、動きに自分を創作する講義が展開された。
 -自然のイメージの作り込み、今日の私の思いを、自分らしさを忘れない、自分の良さは自分しかない、自分の色彩の本質を捉えどうすれば輝くかに挑戦してゆく、出来るだけ言葉にして、イメージのカタログサーベイ等多様な考察、ドリルがなされた(受講者の方のもたれた感想等ブログを参照願います)

2018.6.28 北海道、帯広十勝プラザで色彩心理学の“体験セミナー”を実施。サテライトキャンパスとしての活動を推進している。(現地 岸 色彩心理学療法士とはネット会議を運用している)

2018.7.7 “A1 緑の本質への接近“の講義では、光と闇から生まれる色彩の混合として、実体を持つものとして、自然の本質及び人間の本質をも含み持つ色彩であることを実感した。緑は受ける、支える、蓄える、また、悩みの変容、多角的な視点から関係性への反映などを物語る色彩でもある。
 -ワークでは“木を描く”を行い、緑から赤みを帯びた茶色に接して自然と変容等を各人経験した

2018.7.11 “B1 イメージと心理療法“では、色彩心理学は魂から始まる学問。その本質は色彩イメージであり、湧き上がるイメージを読取り無意識、意識を言語に変えてゆく等、療法士の姿勢(中立と誠実)
 -ワークの“色水づくり”ではサテライト(ネット受講)を含め楽しい考察が展開された

2018.7.14 “色彩タイプ分析講座(第2クール)“を開始した。自分なりのやり方、色彩の調和、バランスのとり方を学ぶこと。呼び求めあう色彩、内外の対極を持つ人間のおもしろさを知るなどで、関係性の中で能動的に生きることを目指すこと。また、知らない自分を知ってゆくことも大切等自己の色彩タイプを分析するためのドリルが行われた。

2018.7.21 “イメージと色彩”では、感じる気持ちを大切にイメージの扱い方を知ること、色彩現象が心を動かす。一方、心の現実がイメージとして投影される、イメージが現実となる。人生とは関係性、知らない自分に出会い知ること。色彩環、全体性への動き等イメージ(言語)の表現と意味について学んだ。

2018.7.25 “ゲーテの世界観“の講座では、観察⇒思考⇒そして理論という観照から得られる直観を方法論の中核としていること。それには、自然を象徴する色彩で現象を観ること、対峙すること。関係性の広がり多様性な表現を大切にすること。人生の不思議を理解するために人は生きて死んでゆく、その手綱は自分が主体的にもつこと、畏敬の念をもって。結果、魂はあちらが側にもってゆける唯一のもの。等 講座は啓発に富み、かつ、受講者からの発言が多彩で楽しいものであった

2018.7.28 “#2 色彩タイプ論“では、色彩キャラクタータイプについて、ヒポクラティスの気質説、ユングのタイプ分析、ゲーテ色彩環と隣接領域関係についての説明ついての説明、ヨハネスイッテン色彩論(順不同)の関連性の解釈が説明され、性格と分析の意義と役割についての理解が進められた。
―共通的、普遍的な要素をもって、色彩心理学では“どこにあっても人生に能動的な態度をとれるように”方法論として実践している。高度ではあるが、解かり易い講義であった。

*また、この7月には、一般的な研究活動として以下のテーマに関する調査・研究が行われた。
・一般社会で組織進化論、メディア媒体、製品カラーなどでティール色(青緑色)が活用、採用されていることに対する色彩心理学的分析・解釈
・現代社会で組織人、学校、幼稚園、家庭内等で分析・評価されているレジリエンス(回復力)と色彩心理学の役割(色彩の作用と効果)―既存の色彩タイプ分析論の展開(根本両極として志向/感情を位置づけ、自尊力を変容因子とする仮説)