大学講義始まる

目の前の10月より大学後期講義が始まる。7年目になる。
「色彩心理学」と名のつく講義は、まだまだ大学では珍しいのではないだろうか。



あと10年もすればどうなるんだろう。
私たちはもしかして「ちょっとコンチェルトにでも乗って明石海峡一周してくるわぁ」みたいな感じで、月へと旅に行ったりするのだろうか。
そんな世の中では
色彩心理学の青や紫を学ぶとき、皆で宇宙船に乗り込んで
「ほー、闇はやっぱり青なんですねぇ」とか言ったりしているのだろうか。
どうでもいいけれど、
色彩心理学を広め、色から得られる教養の深さをできるだけ日本の多くに発信したい。


今回も15コマの授業展開になるが、懲りずにまた新たな目標を掲げてみた。
いつでも私自身が挑戦していないと学生たちも楽しくないと勝手に思っている。
学生たちの中には、「そんなことせんでええから、無難にやってー」と
思っとる生徒もいるだろうけれど。
安定した授業など、私が担う役目ではないように思う。
というか安定した授業ができる気がしない。
どこまで熟練したら安定するのか。
というかいつ私は安定するのだ。
安定する日がくるのかー。くるならわかるさー、1、2、3・ダァー。

今回の後期のテーマは
「1つの自然として自分を観察すること」
である。

これからどれだけの出来事が彼らを待っているかしれない。
たとえどんな困難に出会ったとしても
自分自身が自然の一部であるとして刻まれている力のようなものを知っていれば、
どれだけか生きることの勇気になるだろうと思う。
これを自然界の色彩は、教えてくれるのだ。