タッチ


絵を描く人のタッチは面白い。



そこに個性が現れる。
いくら模写しようとしても描いている振る舞い方にも
色エンンピツの運び方にも個性が宿っている。

個性というのはいくら消そうとしても
消せないくらい刻みこまれているものかもしれない。


いかに上手く描けているのか、ということより、
いかにいびつで変か、ということに、
人間らしさや親しみやつながりを感じる。

この人間らしさの苦悩のようなものこそ、
生きるということではないかとすら思ったり。