青という色を触っていると、
青と私の境界がなくなってくる。
私が溶けて、自分になって、自分も溶けて、何かになるような。
黄色という色を触っていても、
突き詰めればそうなるけれど、
青は人を魅了しやすいし、
人をそこではないどこかに連れてゆきやすいことを現場で感じる。
横暴にふるまうような青もあるし、
優しい青もある。
ひとまとまりになろうとする青もあるし、
流れ出てる青もある。
直接よりも曲線が似合う。
騒がしさよりも静けさが似合う。
そんなことは証明しなくても、
自分の中の自然と繫れば、感じる。
寄せ集まればそれは大きな客観性となる。
自分の中の自然と繫ることができれば、
自分が1つの自然であることを思い出すことできれば、
どんな色の本質も、内にあることを知る。