Kのつぶやき



・スタッフKの懲りない年始のつぶやきです
・いのししの干支になりました、未だ猪突猛進という汗を流す状態ではありませんが、個人のかたちとこころに伴走して、この学の進む方向へ歩み出した気持ちと感覚を共有していただけると更に勇気が湧いてきます。


・往年に続き今年も、当研究所の講座プログラム、本科コース、色彩心理学療法士専科コースとも連携し、色彩心理学療法士の実践活動のすがたとかたちを確かなものにしてゆく歩みを続けます。皆さまと一緒に機会を捉えダッシュすることも視野にいれて。
色彩心理学では、色彩の本質・心理学を理解した上で、次のこれからが明確になっています。
・ゲーテが色彩論及び世界観、また、各種形態論にて示すように、この色彩心理学手法が適用できる領域、即ち、色彩心理学療法士の活動領域は、心理学以外に多くのテーマ・分野が考えられている。
 -ゲーテその時代にしても哲学との関係、数学との関係、染色家の技術との関係、生理学や病理学との関連(有機体に関するより高次の洞察を必要としているが)、自然史との関係、一般物理学との関係、音響論との関係 そして、結びとして、身近な言語と述語に関する考察(自然界の世界において絶えず揺れ動いている存在を問題としているが)などが隣接領域としてとして捉えられています。(色彩論;七一六~七五七)

 ・現代版に書き換えると、色彩心理学の実践として、自然、感覚的及び精神的作用の現象の理解に基づき、ユングタイプ論(元型論)と空海の緒論等を融合し展開した、心理学療法、色彩心理学教育、自然学術研究、生理学・病理学の病理・療法、工業デザイン(WEDデザイン、グラフィックス)、経営組織論 及び 各種産業での製品企画・開発などに具体的なその可能性と効用を見出してきている。
 明らかに現代は、生き方としてもの、ことの達成の経路ばかりでなく、いや、それと連携してこころ、心情の進みが関与した人としての全体性、物語を経験することが欠かせない世の中になってきています。
この点で、色彩心理学を実践適用する要件(条件)として、現象の時間軸に垂直な断面、段階として基本的にいくつかの相似点を挙げることができるのです(全体として色彩論;七〇八)

・実際には療法士の方の自律性とニーズに密着してサポートしてゆくことが、各人がはばたき、独自の物語を綴られるうえで最も大切なことであることと思う日日です。