令和元年


本日28日をもって、本年の業務は終了させていただきます。
今年も、大変お世話になりました。
ありがとうございました。

来年は、より一層、よろしくお願いいたします。

日本色彩心理学研究所一同




所長の高橋です。

この研究所は2019年、新しいことへ向かいました。
新しいことへ向かってゆくために、何かを切り捨てたかと、自問自答を重ねましたが、
私たちはやはり、捨てたわけではありません。
今までのことを養分とした土壌で、新しい芽を育てていると信じています。
私たちはこの時代を生きるために、これを表現する道を選びます。

私は先代ほど器用ではありません。華も財力もありません。
できることは、
色を楽しむ場、色を学べる場を、地道に生むことだと思っています。
想像をはるかに超え、色彩の学びは深いです。この研究所も、気づけば15年です。

今年は、曖昧にしていることを、はっきりとさせた一年でした。
ごめんなさい。それしか道はなかった。
資格者たちの意気込みを再確認し、多くの旧資格者たちが岐路を迎えました。
そんな葛藤の中で、再度奮起し、資格を更新した者たちは、
色の楽しさや力を、誰より好み、追究している人たちだと思います。
そんな人たちの熱が、誰かをあたためるのだと信じています。

私は、子どもだけでなく大人も、
自然をまねてダンスを踊ったり、木や海を思い浮かべて絵を描いたり、
物語を想像し語り合ったり、夕焼けを見て涙したり、
自然に癒され、自然を真似し、自然を恐れ、成長していくものだと思っています。

日本中が、自然の一部としての自分自身に、色を通してもっと親しみ、
今まで出会っていた人とも、まだ新しく出会えるように。
今までこうだと思いこんでいた私とも、まだ新しく出会えるように。
人がひとりひとり、ものごとが1つ1つ、味わうには深いことを
不思議が詰まっていることを、この研究所は伝えてゆきたいと思います。

最後になりましたが、この道を、共に歩いてくれる同志がいることを忘れません。

来年はどんな1年になるでしょうか。
楽しみに歩いて行こうと思います。
令和3年にはまた新しく、某大学での講義にもはいります。
ぜひ教科書やレジュメづくり、手伝ってください。

所長 高橋水木